佐藤さきがけ研究員が井上研究奨励賞受賞

JSTさきがけ研究員として本学食と農の総合研究所で研究活動を行う佐藤安弘氏が、このたび井上科学振興財団より井上研究奨励賞を授与されることになりました。
2018年2月2日にKKRホテル東京において贈呈式が行われます。
佐藤安弘のresearchmapはこちら

 
SatouPrize
 

博士論文題目:
ハクサンハタザオ(アブラナ科)のトライコームによる被食防御における連合効果(京都大学)
受賞コメント:
この度は大変素晴らしい賞を頂き、誠にありがとうございます。受入研究者である龍谷大学農学部の永野惇先生に、この場を借りて感謝の意を表します。受賞のきっかけとなったのは、アブラナ科の野生植物ハクサンハタザオに対する虫害の研究です。アブラナ科の植物を食害する昆虫は、農業害虫としても知られています。今後は、植物が害虫に食べられにくくなる仕組みを解き明かすことで、作物への応用にもつながればと考えています。

12月9日(土) 柿渋・カキタンニン研究会「市民講演会及び柿渋大展示会」を開催しました。

12月9日(土)、本学瀬田学舎にて柿渋・カキタンニン研究会による「市民講演会及び柿渋大展示会 『日本の伝統文化と社会を支えてきた柿渋 ―その新たなる展開―』」を開催しました。(食と農の総合研究所 共催)

当日は、柿・柿渋の専門家3名による講演に加え、参加者との討論会や柿渋を使った様々な製品や商品、アート作品等の展示会もおこなわれました。関係企業や市民等、約80名にご参加いただき、参加者からは柿の育種や柿渋を使用した技術の今後の展開等について、積極的に質問がなされ、会場は大いに盛り上がりました。
その後の懇親会にも多くの方にご参加いただき、終始和やかな雰囲気の中、盛会のうちに終了しました。

【講演内容】
第1話 龍谷大学農学部資源生物科学科 教授 米森 敬三
   「柿渋と甘柿の違い-甘柿はなぜ渋くないのか-」

第2話 奈良県農業研究開発センター 濱崎 貞弘
   「温故知新の多機能天然資材:柿渋の歴史と未来」

第3話 柿渋・カキタンニン研究会 会長 松尾 友明
   「柿渋の科学と実用的利用への道」

【展示会の様子】
展示会の様子

日本ウマ科学会学術集会で最優秀発表賞を受賞

本研究所永野研究プロジェクト「RAD-seqを用いた、遺伝的浸透のある種の持続的な遺伝的復帰方法の確立」の共同研究者である手塚あゆみ(食と農の総合研究所博士研究員)が、日本ウマ科学会第30回学術集会(2017年11月27-28日、東京都墨田区国際ファッションセンターにて開催)で口頭発表を行い、最優秀発表賞を受賞しました。

「RAD-seqによるゲノムワイドSNPを利用した対州馬の遺伝的多様性と遺伝浸透状態の評価」と題し、当研究プロジェクトで継続的に進めている、個体数が減少している日本在来馬のひとつ対州馬保全のための遺伝的多様性と遺伝浸透の状態調査研究について講演しました。