研究プロジェクト

龍谷大学・食農研・研究プロジェクト・172400

研究課題 2017-2018

滋賀県の地域特産野菜として「空芯菜」を導入する試み —栽培管理と収穫後の品質変動について—
Attempts to introduce Water Spinach as a new regional vegetable in Shiga Prefecture --Cultivation management and Postharvest quality of Water Spinach--

研究代表

Wendakoon S.K. (ウェンダコーン S.K.)    

農学部 資源生物科学科 講師 収穫後生理学

健康志向が高まる中、消費者の野菜摂取への関心は向上しているものの、実際の消費量は減少傾向である(農林水産省「食糧需給表」)。したがって、生産者と消費者のいずれの側からも野菜類の品質向上が求められており、多様な野菜類の導入が期待される。本研究では、栄養素豊富で水田での栽培が可能とされる空心菜(Ipomoea aquatica)に着目し、水田面積が農耕地の95%を超える滋賀県における新規な特産作物としての導入を目的に、栽培管理と収穫後の品質・流通・消費における一連の過程を題材にして研究を遂行する。すなわち、1)異なる環境条件における栽培方法、2)収穫後の栄養成分の変化、3)貯蔵・流通における品質保持技術、以上3点について明らかにする。高品質で安定した供給を可能として、空心菜の生産を通した滋賀県の地域活性化に繋げたい。

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