所長あいさつ


食と農の総合研究所
所長  伏木 亨
(2018年度~)

  昨今、食に関する注目が非常に高まっており、海外からのインバウンドのターゲットとしても日本の食は重要な位置を占めております。和食がユネスコの無形文化遺産に登録されたことや、平成29年の改正文化芸術振興基本法生活文化の中に、茶道、華道、書道と並んで「食文化」が明記されるなど、国内でも食を見直す声が高まっています。さらに、東京オリンピックを迎えるにあたり海外の人々が日本の食を楽しみにしています。

 

  一方で、日本の農業はそれで生計を立てるには非常に厳しい状況が強まっており、農業従事者の高齢化と次世代への継承が危ぶまれています。このギャップを新しい農学部は埋める責任があると思います。

 

  こうした中、龍谷大学では、2015年4月の農学部開設(瀬田学舎)に併せて、「食と農の総合研究所」を設置しました。本研究所は、食と農に関する農学を中心とした複合的・学際的・国際的な研究を地域社会とも連携しながら推進し、これらの分野における学術の向上に寄与するとともに、研究成果を社会に還元し、日本農業の活路を見出すことを目的としております。

 

  2016年度から学内公募制の研究プロジェクトを開始し、専門的な研究や地域連携活動を行っています。また、競争的資金や民間企業から数多くの受託研究を受け入れています。さらに、付属「食の嗜好研究センター」では、京都の料理人をはじめ食品関連企業等から多数の研究員を受入れて研究・広報活動を活発に行っています。

 

  本研究所の研究プロジェクトにおける成果や「食と農」に関するノウハウが日本の農業が抱える課題の解決につながることを期待しています。

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