研究プロジェクト
龍谷大学・食農研・研究プロジェクト・9
研究課題 2016-2017
パンコムギ胚乳貯蔵タンパク質組成に与える近縁野生種の細胞質効果
Effects of alien cytoplasms on the grain protein composition in bread wheat
研究代表
中村 千春 (なかむら ちはる)
農学部 植物生命科学科 特任教授 植物遺伝学
胚乳貯蔵タンパク質の組成および含量はコムギ粉の品質を決定する重要な要素である(H.S. Balyan et al. Genetic improvement of grain protein content and other health-related constituents of wheat grain. Plant Breeding 132: 446-457, 2013)。本研究では、パンコムギの胚乳貯蔵タンパク質組成に対する近縁野生種の持つ細胞質効果を明らかにしたい。そのため、パンコムギの細胞質を様々な野生種のそれで置換した核細胞質雑種系統を用いて、パンコムギの主要な胚乳貯蔵タンパク質画分(アルブンミン、グロブリン、グリアジンとグルテニン)の含量を測定し、グリアジンとグルテニンについてはゲル電気泳動法でサブユニット構成を解析する。
Activity Reports
- 2016.11.30 国際生物科学・医療工学会議2016(マレーシア工科大学)で招待講演
- 2017.1.16 新春技術講演会でポスター発表
- 2017.7.12 食農研研究成果報告会2017でポスター発表