研究プロジェクト

龍谷大学・食農研・研究プロジェクト・2

研究課題 2016-2017

水田転換畑における地域特産作物の生産基盤としての耐湿性の理解と湿害対策
Understanding of crop growth responses to excess soil water and wet-injury control in the drained rice paddy fields

研究代表

大門 弘幸 (だいもん ひろゆき)    

農学部 資源生物科学科 教授 作物生産科学

共同研究者

米森 敬三   龍谷大学 農学部・教授 果樹園芸学

古本 強   龍谷大学 農学部・教授 植物生理学

玉井 鉄宗   龍谷大学 農学部・助教 植物栄養学

福嶋 雅明   タキイ研究農場付属園芸専門学校・前校長 蔬菜園芸学

農業高度化による地域活性化の方策のひとつとして、水田転換畑における新規な特産農産物の生産が挙げられる。その実装の可能性を生産者や普及関係者に提示するためには、作物の耐湿性や湿害回避に関する明確な学術的見地が必要である。そこで、1)転作作物の生育を制御する過剰水分条件に対して、導入する各作物がどのように応答し、また経済収量は得られるのか、2)酸化が進んだ転換畑の維持に必要な地力増強の方策として施用有機物がどのように機能するのか、3)暗渠が有する排水機能を、地力増強作用のある深根性緑肥作物が代替し得るのか、などについて圃場試験と過剰水分モデル試験系を用いて詳細に明らかにする。これらの研究成果をもとに、生産者や実儒者の協力のもと、地域資源の現場での生産を試み、6次産業化への展開を図る学術基盤の構築を目指す。

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