研究プロジェクト

龍谷大学・食農研・研究プロジェクト・12

研究課題 2016-2017

高齢者の栄養ケア対策とストレス因子との関連性について ―癒やしの食事からのアプローチ―
Relation with a nutrition care and stress factor of elderly people -Approach to a healing dietary-

研究代表

宮崎 由子 (みやざき よしこ)    

農学部 食品栄養学科 教授 食生活学、応用健康科学、予防医学等

高齢化が急速に進む今日では、健康寿命の延伸と健康格差の縮小が大きな目標である。特に、高齢者は「低栄養」、「ロコモティブシンドローム」、「認知症」など高齢者特有の疾病へと進展することが多いため、予防対策は重要である。このような背景を見据えて、高齢者に対し「疾患予防」を「食べること」を通して「心のケア」のを支援することは極めて重要である。
これまで行ってきた、現代人のストレス実態調査や各集団に対しての「癒やしの食事」の提案、高齢者の集団を対象とした骨密度測定の試みなどの結果を活用して、 高齢者の特性に合った心理的特性を加えた食生活の改善を推し進め、健康寿命を延ばすことを目指す。これは増加する高齢者の「健康への自立」および「尊厳の保持」の支援の一助になると考える。
具体的にはストレスに関する疫学調査や高齢者のストレス実態調査を試み、食との関連性を検討した「癒やしの食事」の具体的にメニューを提案したい。

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