所長あいさつ


食と農の総合研究所
所長  遠藤 隆

  昨今、食料自給率の大幅低下や農業者の高齢化、農業の担い手の不足等、日本の農業を取り巻く環境は、一層厳しさを増しており、昨年、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)が一旦大筋合意されたにもかかわらずアメリカ新大統領のTPP離脱宣言があるなど、今後さらなる環境変化が予想されます。また、食品の産地偽装や賞味期限改ざん等により、食の安全性に関する意識が高まっており、加えて「バイオテクノロジー」や「ライフサイエンス」が農業・医療をはじめとする様々な分野で利用されていることで、「食と農」に対する社会の関心が高まってきています。

 

  こうした中、龍谷大学では、2015年4月の農学部開設(瀬田学舎)に併せて、「食と農の総合研究所」を設置しました。本研究所は、食と農に関する農学を中心とした複合的・学際的・国際的な研究を地域社会とも連携しながら推進し、これらの分野における学術の向上に寄与するとともに、研究成果を社会に還元することを目的としております。

 

  2016年度から学内公募制の研究プロジェクトを開始し、現在13件の研究プロジェクトにおいて専門的な研究や地域連携活動を行っています。また、競争的資金や民間企業から数多くの受託研究を受け入れています。さらに、付属「食の嗜好研究センター」では、京都の料理人をはじめ食品関連企業等から多数の研究員を受入れて研究・広報活動を活発に行っています。

 

  本研究所の研究プロジェクトにおける成果や「食と農」に関するノウハウが日本の農業が抱える課題の解決につながることを期待しています。

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