龍谷大学食と農の総合研究所博士研究員の京極大助研究員(日本学術振興会特別研究員PD[2016~2018年度])は、片岡由太郎(龍谷大学4年〔2017年度〕)、近藤倫生教授(東北大学)らとの2016年からの共同研究により、カンサイタンポポ(2倍体有性生殖種*1)において、
(1)花序*2が受粉によって閉じること、
(2)花序を閉じるという「行動」が花粉の受け手だけでなく花粉自身からの影響も受けていること
を明らかにしました。
この結果は植物の繁殖にかかわる性質の進化を理解することにつながると期待されます。
本研究成果は、2019年7月31日にプレスリリースを行い、2019年8月6日(日本時間午前3時00 分)に国際専門誌「Evolutionary Ecology」誌で公開されました。
【論文情報】
タイトル
“Who determines the timing of inflorescence closure of a sexual dandelion? Pollen donors versus recipients”
DOI: 10.1007/s10682-019-10000-9
著者:Daisuke Kyogoku, Yutaro Kataoka, Michio Kondoh
掲載誌
Evolutionary Ecology
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